...おやと思ってその次のやつへ足をかけるとまたぐらりとくる...
芥川龍之介 「槍が岳に登った記」
...リベットに足をかけると...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...手足をかける凹(くぼ)みをつくるためたいへん便利であった...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...窓下の空気抜きに片足をかけるが早いか...
海野十三 「深夜の市長」
...井戸の中は、ずっと下まで、でこぼこの石畳になっていたが、それに一面苔(こけ)が生えていて、足をかけると、ズルズルと辷(すべ)った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ペタルに足をかけるときに...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...樋に両足をかけると...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...階段に一歩足をかけると...
豊島与志雄 「反抗」
...副助祭になるについて既に鐙(あぶみ)に足をかけることである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...足をかけると厚い壁の上に乗る事ができる...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...五六歩動くとすぐ足をかける階段へ届いてしまった...
夏目漱石 「明暗」
...疲れ果てた肉体を鞭(むち)うって次の段階に足をかける...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...次いでチチコフが踏段に足をかけると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...階段へ足をかけると...
三好十郎 「肌の匂い」
...……」男は中二階の石段のうへに足をかけると...
室生犀星 「はるあはれ」
...あぶみに足をかけるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...沓脱石(くつぬぎいし)へ足をかけると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...足をかける所もないので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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