...彼はその邸に足しげく訪れた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...父はもともと目的がそこにあったのでござりますからなるべく話を引っぱっておくようにしまして二度も三度も見合いをして半年ばかりぐずぐずにしておきましたのでそんなことからお遊さんも叔母のところへ足しげく来るようになりました...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...それにあまり足しげく行かないはずであった松島も...
徳田秋声 「縮図」
...かえって楽しみを増大させてくれるあの一時期! まだセーヌ左岸に足しげく通うこともなく...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...足しげく通ひだしたといふ噂さが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...まだあちらにいた頃足しげく往来していた吉原兵太郎という名前が...
本庄陸男 「石狩川」
...これまで足しげく訪れなかったために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「彼はパリの一代言人の妻と寝るために媾曳(あいびき)の場所に足しげく通われたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは足しげくわたしを訪れ深くわたしを知るにつれて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...暇を出されるほど足しげく...
山本周五郎 「さぶ」
...足しげく通っておるのか?」「はい...
吉川英治 「私本太平記」
...権六勝家は足しげく...
吉川英治 「新書太閤記」
...あの売女(ばいた)にゃ、ありそうなこった」「そればかりじゃない、足しげく、金の催促にくる七兵衛さんとも、どうやら、このごろは、変な話しぶりがあるで、耳うるそうてならなんだ」「人間じゃねえな...
吉川英治 「野槌の百」
...彼がまだ十九か二十歳の向う見ずに道を求めてさまよっていた時代――京都の妙心寺の禅室へ足しげく通っていたことがあって――その頃...
吉川英治 「宮本武蔵」
...足しげく通って見える人は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...足しげく回向(えこう)に来る女と...
吉川英治 「柳生月影抄」
...清麿が家を持つと、彼女は、叔父の家から、足しげく、北伊賀町へ姿を見せた...
吉川英治 「山浦清麿」
...冬は洞窟内の海中都市と足しげく行き来し...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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