...それから以上は、そのお弟子さんの頭の問題であって、素質のいい者は、そこまで行きその学んだものを踏台として、次に自分の画風を作ってゆく訳である...
上村松園 「三人の師」
...○この間私はある方面から質のいい古い唐紙を手に入れましたので...
上村松園 「迷彩」
...それは質のいい生ゴムでつくられてあり...
海野十三 「怪塔王」
...ひじょうに質のいいものです...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...素質のいい兵の一致団結にあったと思う...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...非常に質のいい仕事であった...
高村光太郎 「回想録」
...質のいいものを多く持っているであろうが...
直木三十五 「大阪を歩く」
...素質のいいモデルがあちらこちらでとりあいになっている...
久生十蘭 「あなたも私も」
...素質のいいフランス人はみな戦死するか追放されるかし...
久生十蘭 「海難記」
...何の品でも質のいい物は上等舶来と唱えた時代だから...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...一見木綿のようでひどく質のいい絹織である結城紬...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
...そこで品質のいい食事が出来るのであった...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...質のいい御飯がいるのですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...質のいい仕事しましょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...性質のいい人なのよ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...質のいい金(かね)の二枚ぶんの値(ね)うちしかないのです...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「うまい商売」
...四千七百円で御座います……当店で最上の質のいいダイヤで御座いまして……憲作は内ポケットから大きな金入れを出して百円札を念入りに勘定して久四郎に渡した...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...極く質のいいはがねはあるかい」「へえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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