...「読方」は熟語ではありません...
...オーソドックスな毛詩の朗読方法は、旋律と韻律が指示されたもとで、楽譜を読みながら行います...
...冬になつて朝読が出来なくなると、健は夜な/\九時頃までも生徒を集めて、算術、読方、綴方から歴史や地理、古来(むかしから)の偉人の伝記逸話、年上の少年には英語の初歩なども授けた...
石川啄木 「足跡」
...そして其読方には...
石川啄木 「二筋の血」
...算術や読方はいふまでもなく...
相馬御風 「幽霊の足」
...読方(よみかた)は...
太宰治 「新樹の言葉」
...彼杵(ソノギ)(むつかしい読方だ)まで三時(マヽ)...
種田山頭火 「行乞記」
...この眼光紙背に徹するといふ読方も...
田山録弥 「小説新論」
...複雑な進んだ読方は出来ないものである...
田山録弥 「小説新論」
...前に言つた『書を以て書を読む』といふ深い読方を『人を以て人を見る』といふ風に人間の実生活に移して見るのである...
田山録弥 「小説新論」
...彼は読方も算術も嫌ひで...
外村繁 「打出の小槌」
...多くは読方を忘れて先生から叱られたり...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その日も読方の時間に...
中島敦 「虎狩」
...この支那の正しい読方が平安朝に入っても伝わっていた...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...ローズ・ブノワさんは読方(よみかた)で習(なら)ったところをちっとも間違(まちが)えずに諳誦(あんしょう)しました...
アナトール・フランス 岸田國士訳 「母の話」
...どういうものか算術が一番得意で、読方、書方がそれに次ぎ、唱歌と手工だけは相変らず不得手だった...
堀辰雄 「幼年時代」
...例へば一年生に読方を教へる時には...
槇本楠郎 「先生と生徒」
...読方をも意味をも判じかねた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...読方の技術の大切さを痛感しています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それらの名の読方が難かしいのは歴史が相当に古いことを語るのでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
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