...論ずるところの類似点を求めて...
岩野泡鳴 「耽溺」
...緑雨の作の価値を秤量(しょうりょう)するにニーチェやトルストイを持出すは牛肉の香味を以て酢の物を論ずるようなものである...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...少しでも開国を論ずる者があれば直(す)ぐ殺すという...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...五以上の如くに論ずると...
丘浅次郎 「固形の論理」
...その後はもはやこのようなことを論ずる人はなくなった...
丘浅次郎 「民種改善学の実際価値」
...されば賤業婦の美を論ずるには...
永井荷風 「妾宅」
...名前によって画を論ずるの譏(そし)りも犯(おか)さずにすんだ...
夏目漱石 「思い出す事など」
...後に論ずるであらう如く...
波多野精一 「時と永遠」
...文学の問題として論ずる問題ではないであろうか...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...〈三百二十五葉〉宗教の事に与聞(よぶん)する権利を論ずる章(撮要)〈上略〉回教征戦の名実につきては...
ヒリモア R. J. Phillimore 柴田昌吉訳 「「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)」
...何ぞ現在の左右を論ずるに足らんや...
福沢諭吉 「学問の独立」
...さういふエッセイの面白さといふものが「一錢蒸氣に乘ることの面白さ」と似てゐることを論ずるのが僕の主題だつた...
堀辰雄 「春淺き日に」
...蛙(かえる)は赤きものか青きものかを論ずる前に先づ蛙とはどんな動物をいふかを定むるが議論の順序なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...興味をもつて論ずる問題ぢやない...
眞山青果 「茗荷畠」
...さてジンメルは『現代文化の葛藤』に就いて論ずるに際し...
三木清 「歴史哲學」
...こんにちでも同じように論ずる者がたくさんいる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一九五一年一月矢部貞治序言すべて学問を論ずる場合には...
矢部貞治 「政治学入門」
...』穀物の高い価格を論ずるに当り...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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