...厩では乾秣(やた)を欲しがる馬の...
石川啄木 「天鵞絨」
...直ぐ邸宅(やしき)の立派なのを欲しがるのと打つて変つて...
薄田泣菫 「茶話」
...リヽーの奴があないに執拗(ひつこ)う欲しがるさかいに...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...又欲しがる通りに与へて果していゝ結果になつたかどうかわからないが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...お金の欲しがる人のことを思ってみんね」貧乏「いやあ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...拙者如きの首まで欲しがる奴があるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたしを欲しがる人には行きたくありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...「あれほど欲しがるんだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...病人はときどき水を欲しがるから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お菓子を命がけで欲しがるのは申すまでもありません...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...私はお前からの襃美を欲しがるやうに...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...封印の鋳型を欲しがる理由は何か...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...啓蒙的な小説を欲しがるだろうということは知っているが...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...あの娘が見て気が遠くなる程欲しがることは受合(うけあい)です...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...お前の咽や腹の欲しがる物は皆買える...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...目が見えぬゆえ人皆の欲しがる物に思いをわずらわされずに...
吉川英治 「私本太平記」
...将軍職の称号を欲しがるなどは...
吉川英治 「新書太閤記」
...乳でも欲しがるように泣きぬくのであった...
吉川英治 「親鸞」
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