...なんといってもいちばんこの子供たちの興味をそそるのはバンタムだった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...おそるおそる一挙一動を鏡にうつして見るのだった...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...郷愁をそそるに足るものがあつた...
太宰治 「お伽草紙」
...おそるおそる店の片隅(かたすみ)に腰をおろして...
太宰治 「新釈諸国噺」
...私らの子供をかのおそるべき変態性欲教師の手から解放救出することが急ぐべき仕事です...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...力強家(ちからつよき)も幾万斤(きん)の雪の重量(おもさ)に推砕(おしくだかれ)んをおそるゝゆゑ...
中谷宇吉郎 「雪」
...何ともいへない郷愁をそそる甘い香りがまぢかに感じられた...
原民喜 「雲雀病院」
...そこには特に人の心をそそるやうなところはないのに...
堀辰雄 「姨捨記」
...枯残せる冬天の蘆葦は帰雁に伴うて大いに詩情をそそるものである...
牧野富太郎 「植物記」
...彼女のそそるように自堕落な身ぶりの...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...第二巻もまことに面白く数々の感想をそそるものでしたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...姉娘はおそるおそる弟のそばへ往った...
森鴎外 「山椒大夫」
...お佐代はおそるおそる障子をあけてはいった...
森鴎外 「安井夫人」
...奥地への旅はこの興味をそそる...
柳宗悦 「地方の民藝」
...「大変だ!」おそるおそる喜連格子(きつれごうし)をのぞいた途端に...
吉川英治 「江戸三国志」
...またおそるおそる御返盃申し上げる...
吉川英治 「江戸三国志」
...犬どもの食欲をそそるにちがいない魚肉の揚団子(あげだんご)が大きな魚籠(びく)にいっぱい入っていた...
吉川英治 「大岡越前」
...供の侍従介(じじゅうのすけ)も、影に添って、おそるおそる、二人のうしろから従(つ)いてゆく...
吉川英治 「親鸞」
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