...尚ほ一段の深い意義を分業に見出すべき事実が別に存在する...
石川三四郎 「社会的分業論」
...一帆の影すら見出すことが出来なかつた...
田山録弥 「船路」
...吾々は例えば物理学に於てその代表者を見出すであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...処がこの必然性を見出すためには...
戸坂潤 「科学方法論」
...常に見出すことの出来る...
戸坂潤 「科学方法論」
...彼女の細過ぎるほどの胴は現代の詩人が中世の彫刻に見出すような優美さを表現していた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...三昧堂で木村錦花の「灰皿の煙」を見出す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...次の熱を見出すまで...
牧野信一 「熱い風」
...より豊富な生活資料またはより弱い敵を見出す希望を有ち得べき未知の国へと...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...然し同樣の美的歴史觀を次の如くあからさまに述べてゐるのを見出すであらう...
三木清 「歴史哲學」
...この規定に從つてマルクス主義者たちは特に工藝學 Technologie の發展のうちに歴史の理解の重要な指針を見出すのである...
三木清 「歴史哲學」
...敵の軍馬を鏖殺(おうさつ)すべき薬科を見出すかも知れぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...評論とはまたちがったものを見出すのですものね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...君自身の内に死に対抗する自然の論拠を見出すであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私も真理の泉を古作品に見出すのを至当と思う...
柳宗悦 「工藝の道」
...より偉大な規模とを持つものを朝鮮の何処にも見出す事は出来ぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...もはや昔ながらの大路小路を見出すことは出来ません...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その間に神を生じた余地を見出すことはできない...
柳田國男 「地名の研究」
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