...小さな綿繰り機械のようなものを見かけたが...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...誰もここから逃げ出すものを見かけなかった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...今度も矢張首をグラグラさせながら歩いて前とは少しく方向を換えて山を見かけて進んだ...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...ここの街上で見かける紳士はどこまでもふるい英吉利(イギリス)国の紳士であり...
谷譲次 「踊る地平線」
...おれはマリイの姿を見かけたが...
豊島与志雄 「街の少年」
...表からお見かけ申したんじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...熊の糞を見かける...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...怪しい青火を見かけたことは事実で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大寺(おおでら)の和尚といった見かけであった...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...よくこの家の傍を通るのを見かけもするし...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...若い侍従はほのかに宇治で見かけた時から美貌(びぼう)な薫に好意を持っていたのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...各人が自らのうちに捏(こ)ね回しているあの見かけばかりの屁理屈*をも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...黒塗のも朱塗のも見かけます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...そこの柳並木を縫ってゆく一人の男を見かけて...
吉川英治 「江戸三国志」
...それを見かけると...
吉川英治 「三国志」
...ここで一杯やっているのを見かけると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「見かけによらない強情なところは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小島の小母さんを見かけたのは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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