...叱るにも褒めるにも一言(こと)も言わなかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...天に聞えるほどの大声で褒める...
太宰治 「新ハムレット」
...矢鱈(やたら)におかずを褒めるのだ...
太宰治 「新郎」
...事ですぜ! 褒めるなら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...世の中で己れの事を褒める者は一人もない...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...褒めるのはクサすためである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...こう心から老巾着切りの心境を褒めるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――それから忠助が無理に主人を褒めるのも変だし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女らしう温順(おとな)しう成つたと褒めるもあれば折角の面白い子を種なしにしたと誹(そし)るもあり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...女らしう温順しう成つたと褒めるもあれば折角の面白い子を種なしにしたと誹るもあり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...褒めるのかやそしるのかや...
一葉 「暗夜」
...富岡の親分が顎十郎の眼力を褒めると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...褒めるどころか最も排斥(はいせき)すべきものだ...
村井弦斎 「食道楽」
...陸は「お母(か)あ様の姉(ね)えさんを褒めるのを聞いていると...
森鴎外 「渋江抽斎」
...褒める代(かわり)に罪せねばなりませぬぞ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...検校がしきりにお石の素質を褒めるのでおどろいた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...皆んなが褒めるだけ...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...どこででもボートルレを褒める言葉が交(かわ)された...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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