...何故かと言うと臆病は力の缺如を裏切り...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...秀秋をはじめ裏切りする者が無かりしならば...
大町桂月 「石田堤」
...彼女らは恋人の裏切りや愛の幻滅に会ったときと同種類の危機にさしかかるのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お前は卑怯者だ、裏切り者だ、馬鹿者だ...
豊島与志雄 「立札」
...裏切り者! という叫びに次いで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかも私の虚偽、私の欺瞞(ぎまん)、私の汚辱、私の怯懦(きょうだ)、私の裏切り、私の罪悪、それを私は一滴一滴と飲み、また吐き出し、また飲み込み、夜中に終えてはまた昼に始め、そして私の朝の挨拶(あいさつ)も偽りとなり、晩の挨拶も偽りとなり、その虚偽の上に眠り、その虚偽をパンと共に食い、しかもコゼットと顔を合わせ、天使のほほえみに地獄の者のほほえみで答え、忌むべき瞞着者(まんちゃくしゃ)となるわけです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...父は最良の友を裏切り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...決して裏切りません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...フーシェという冷血な裏切り者...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...昨日の事を今日裏切り...
三好十郎 「俳優への手紙」
...裏切りものめ、そう叫んだ児太郎は、髢(かもじ)にかけた弥吉の手をとると、いきなり庭さきへ叩(たた)きつけた...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...彼は裏切り・非道・掠奪・の学校ともいうべきそうした社会に生きながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この種の慎ましさにはいくらか裏切りがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...裏切りはそういう場合にも生じうるのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...からだ全体が菊千代を裏切りはじめたのである...
山本周五郎 「菊千代抄」
...しかも自分を裏切り去った卑怯者...
吉川英治 「三国志」
...ご恩顧ある北条家を裏切り...
吉川英治 「私本太平記」
...「裏切り者がある...
吉川英治 「神州天馬侠」
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