...不レ知二老之將一レ至...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...連合軍に降伏の止むなきに至った(この作戦は伊奈中佐の『名将ナポレオンの戦略』によく記されている)...
石原莞爾 「戦争史大観」
...至極満足の体でいられたが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...家庭は至極円満であったが...
田中貢太郎 「法華僧の怪異」
...文学が科学的乃至哲学的表象を用いる代りに...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...死刑の判決を受けてから断頭台にのぼせらるる最後の瞬間に至るまでの...
豊島与志雄 「死刑囚最後の日解説」
...ロマン派的思想すなわち芸術至上主義は...
中井正一 「絵画の不安」
...女コック一名至急入用などという広告を黒板(ボールド)へ書いて出す...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...悲喜(ひき)こもごも至(いた)る二人の顏(かほ)附たるやお察(さつ)しに任せる次第だ...
南部修太郎 「下手の横好き」
...偶々(たまたま)夜半に至り道子が便所に降りて来たのを擁して未練がましく...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...それが今日のような出鱈目至極のものとなり果ててしまったのは...
正岡容 「我が圓朝研究」
...吾々は現在ほど多量の穀物を輸入するを常とするに至っていようとは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ただいちばんのさいわいに至(いた)るためにいろいろのかなしみもみんなおぼしめしです」青年が祈(いの)るようにそう答えました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...後に至つて両脚全く廃したが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...すなわち自今なお日本の知識人の至難なりとする討究が...
柳田国男 「海上の道」
...ついに今見るごときさまざまの内容をもつに至ったか...
柳田國男 「垣内の話」
...上野・浅草乃至泉岳寺の図など必ず赤毛布の三...
山本笑月 「明治世相百話」
...やがてその地方に至ると...
吉川英治 「三国志」
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