...知識は真理乃至虚偽――論理的価値――から全く引き離されて初めて問題となることが出来る...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...そこに何か新しい科学乃至学問のイデーが潜んでいる...
戸坂潤 「科学論」
...断片的な科学手段乃至認識手段も亦なければならない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...遂に挙国一致を得るに至り得なかったが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...「文学」の名を有った処の文壇の(乃至文壇的な)作家やその作品に関する批評だけには限らない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ドイツのプロテスタンティズム乃至ヒューマニズムと切っても切れない関係にある...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...一括して人民戦線と目されるに至った...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...ヘーゲルに至って初めてハッキリしたということだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...又夫々四つ乃至二つずつ二つの社会層をなしている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...政治的(又経済的)自由主義(乃至自由)などを問題にすることなく...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...時間は必らず最後の斷案を皇帝の人格に下だすに至らむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その佳美なる制作品は世人をして汎(あまね)く吾妻錦絵と呼ばしむるに至れるなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...保護というに至ってはその意味を知るに苦しまざるを得ない...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...明治初年に至つたことは古老がよく知つてゐる筈です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これがまた他の問題を解くために役立つに至った...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...この仕事は日本の至る所で見られる...
柳宗悦 「樺細工の道」
...なおこの至らない愚弟をお忘れないとみえる」感情のつよい彼は...
吉川英治 「三国志」
...顋(あご)と頸(くび)のくくれもまた同じく推古時代の彫像においては用いられず(たとい用いられたとしてもただ線条をもって暗示するに過ぎず)白鳳天平の諸像に至って初めて熱心に写実的に現わされるものであるが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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