...人工物の美しさは自然物にはないと思う...
...生産の大本となる自然物...
有島武郎 「小作人への告別」
...教会(けうくわい)は草木(さうもく)又(また)は動物(どうぶつ)の如き自然物(しぜんぶつ)にあらず...
内村鑑三 「問答二三」
...自然物に関する学問のいまだ幼稚なころに造られたもので...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...従来の博物学は単に自然物を記載し...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...用途を講ずるにとどまる間は自然物を調べる学科を博物学と名づけ...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...鉱物までをも込めて自然物の全部を一学科の研究の目的物とすることはとうてい不可能のことであり...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...自然物を扱ひながら...
丘浅次郎 「固形の論理」
...自然物に当て嵌めると忽ち差支へると云うたのは...
丘浅次郎 「固形の論理」
...」M氏の言葉には、自然物に親んで、自分の心を癒そうとするもののみが知る愛と抛擲とがあった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...徽章とする自然物〕であった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...こういう日常的な自然物と人間個人との概念から蒸溜されて出来たものならば(それは歴史科学が多分説明を担当するだろう)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...人間の主観を離れてそれ自身に存在する客観的な自然物を取り扱うのであるから...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...自然物の運動(例えば星雲の回転)やそれの蓄積に基く自然自体の運動(天体乃至地球の自然史)――ここではカント・ラプラスの仮説を思い起こせ――は事実...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...人の生(いのち)も大いなる自然物である...
羽仁もと子 「最も楽しい事業」
...偶像崇拝や庶物崇拝は人間が人間以下の邪神や自然物の奴隷となることであり...
三木清 「親鸞」
...すなわち自然物はいかにも純であり正であります...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...五個の頂点を持つという性質を明白に体現していた始生代の自然物に対する何らかの文化的ないしは宗教的な熱狂の産物であると――互いに――強弁しあってきた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...ただ自然物としての蓮の花の形や感触によってのみ惹(ひ)き起こされたのではなかった...
和辻哲郎 「巨椋池の蓮」
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