「膾」の意味
細かく切った魚や肉
小説での「膾」の使い方
...人口に膾炙(かいしゃ)するような御逸事と申すものも...
芥川龍之介 「邪宗門」
...鮒(ふな)の子膾(なます)...
近松秋江 「黒髪」
...全身膾(なます)になろうとも...
直木三十五 「南国太平記」
...漢土(かんど)には白雨を詠じたる詩にして人口に膾炙するもの東坡(とうば)が望湖楼酔書を始め唐(とう)韓(かんあく)が夏夜雨(かやのあめ)...
永井荷風 「夕立」
...なんらかたとえ話となって日本人の口に膾炙(かいしゃ)していたかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...膾(なます)になれと斬ってかかるのを...
野村胡堂 「十字架観音」
...二(ふ)た太刀三太刀目には膾(なます)のように刻まれてしまったことでしょう...
野村胡堂 「百唇の譜」
...膾(なます)になっても生作(いきづく)りのピチピチとした生(いき)の好いものでなければならないと...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...膾(なます)のように突かれ...
火野葦平 「花と龍」
...人口(じんこう)に膾炙(かいしゃ)されたのはロンドンが恐ろしい地震に見舞われた由...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...また従来から久しく人口に膾炙(かいしゃ)し来(きた)って口に慣れているので...
牧野富太郎 「植物記」
...古池や蛙飛びこむ水の音 芭蕉の一句は古今の傑作として人口に膾炙(かいしゃ)する所...
正岡子規 「古池の句の弁」
...当時諺となって人口に膾炙(かいしゃ)したものであるまいか...
南方熊楠 「十二支考」
...汝(な)が昔の恋人を血膾(ちなます)にして...
夢野久作 「白くれない」
...一時に魔手をのばして万太郎を膾斬(なますぎ)りにしたであろう事は...
吉川英治 「江戸三国志」
...よく人口に膾炙されてゐる徳川家の御用畫家の狩野元信や探幽などの巨匠が...
吉川英治 「折々の記」
...これはかなり人口にも膾炙(かいしゃ)しているので...
吉川英治 「随筆 新平家」
...この二人が英雄として人口に膾炙したのは...
和辻哲郎 「鎖国」
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