...その上根岸は蚊が名物なので...
高浜虚子 「子規居士と余」
...上根岸百何番とあるからこの辺かと思うが何一つ昔の見覚えのあるものはない...
寺田寅彦 「子規自筆の根岸地図」
...帰ってから現在の東京の地図を出して上根岸の部分を物色したが...
寺田寅彦 「子規自筆の根岸地図」
...一つの根本的原因が更により以上根本的なやつを引きだしてくる...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...漸く上根岸のそこがさうであるといふことを確めた...
長塚節 「竹の里人〔二〕」
...早速上根岸(かみねぎし)まで出掛けて揉(も)まして見た...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...平次はそれでも念のために上根岸まで伸(の)してみました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上根岸から御徒士町へ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上根岸から日本橋まで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...己れは平次」「上根岸からここまで四半刻で駆けつけるぐらいなら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上根岸の寮で、元吉原(なか)で鳴らした、薄雲花魁(おいらん)が害(や)られたんで」独り言ともなく、聞えよがしに言うガラッ八の調子に、「何だと八...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二神田から上根岸まで行くうちに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上根岸の寮の庭先で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上根岸の植木屋の重吉さんですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...○五月十五日は上根岸三島神社の祭礼であつてこの日は毎年の例によつて雨が降り出した...
正岡子規 「病牀六尺」
...上根下根(じょうこんげこん)の別が生じるというまでである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...郡上根といふ小さな峠を越す...
吉江喬松 「山岳美觀」
...これ以上根ほり葉ほりは...
吉川英治 「私本太平記」
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