...不折の家は二つ並んだ袋町(ふくろまち)の一方のいちばん奥にあって「上根岸四十番不折」としてある...
寺田寅彦 「子規自筆の根岸地図」
...上根岸百何番とあるからこの辺かと思うが何一つ昔の見覚えのあるものはない...
寺田寅彦 「子規自筆の根岸地図」
...館の裏手へ廻ると坂の上に三十くらいの女と十歳くらいの女の子とが枯枝を拾うていたからこれに上根岸(かみねぎし)までの道を聞いたら丁寧(ていねい)に教えてくれた...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...大乗は上根の人への教えと定めこれ有り候...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...早速上根岸(かみねぎし)まで出掛けて揉(も)まして見た...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...上根岸の源三郎店(だな)に居る...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次はそれでも念の爲に上根岸まで伸(の)して見ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...己(おの)れは平次」「上根岸から此處まで四半刻で驅けつける位なら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其處へ投り込んで上根岸へ飛んで歸り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二神田から上根岸まで行くうちに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上根岸の寮の庭先で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上根岸まで行って来ないと保証は出来ません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三輪の万七を誘って上根岸の寮へ向います...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上根岸簑と笠とで名が高し夜刃郎船橋へ唐までとゞく棒を立て同余丁町がちやり/\と二人降り同第一句は子規庵小景...
正岡容 「大正東京錦絵」
...明治二十九年七月一日東京上根岸僑居に於て...
正岡子規 「東西南北序」
...処は上根岸の某邸の構内の最も奥の家...
正岡子規 「夏の夜の音」
...郡上根という小さな峠を越す...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...郡上根といふ小さな峠を越す...
吉江喬松 「山岳美觀」
便利!手書き漢字入力検索