「膃」の意味
肥えた
小説での「膃」の使い方
...動物園の膃肭臍(おっとせい)のように身悶えした...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...膃肭臍と女医者、大層な違(ちがひ)ぢや、矢張(やつぱ)り邸(やしき)にゐるお蔭だと男爵は思つた...
薄田泣菫 「茶話」
...」と女中は膃肭臍のやうな細い眼で檀那の後姿を見送りながら惜しさうに呟(ぼや)いた...
薄田泣菫 「茶話」
...さながら水に濡れた海豹(あざらし)か膃肭臍(おっとせい)のようにヌラヌラした感があり...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...一面に海豹(あざらし)か膃臍(おっとせい)でも想わせるようなヌラヌラとした密毛に蔽われている...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...まだ海豹島(かいひょうとう)へ行って膃肭臍(おっとせい)は打っていないようであるが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...膃肭獣はしょんぼりと首を垂れ...
久生十蘭 「海豹島」
...両手を使って物狂わしく膃肭獣のまわりを匍いだした...
久生十蘭 「海豹島」
...膃肭獣は煖炉のそばで毛布の中から顔だけ出し...
久生十蘭 「海豹島」
...狭山は、相変らず陰気なようすで床几にかけ、膃肭獣は、ひだるそうな顔をして寝そべっていた...
久生十蘭 「海豹島」
...あの膃肭獣こそは...
久生十蘭 「海豹島」
...生きながら膃肭獣に変えられた不幸な人間どもなのであった...
久生十蘭 「海豹島」
...膃肭獣の言葉でながながとしゃべった...
久生十蘭 「海豹島」
...なんのために娘を膃肭獣の中へなど入れてあるのか...
久生十蘭 「海豹島」
...膃肭獣がまた病気になったのだ...
久生十蘭 「海豹島」
...膃肭獣は苦しそうに呻きながら...
久生十蘭 「海豹島」
...腕の中に膃肭獣を抱え...
久生十蘭 「海豹島」
...膃肭獣(オットセイ)の愛を得ようとして心ならずも悪事を働いてはなはだ面目ない旨認(したた)められてあった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
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