...ワーグナーが音樂と共に劇詩と評論とを能くする等...
阿部次郎 「合本三太郎の日記の後に」
...ワーグナーが音樂と共に劇詩と評論とを能くする等...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...恐らくは日本人ならぬ者の能くするところではないであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...それはわれわれが道徳的に能くすることである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...肖(に)た風姿を作って満足しているような弱い造型本能の能くするところではない...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...彼のリズムのみが能くするところである...
種田山頭火 「其中日記」
...75 プリアモス王の子にして占術を能くする者は彼と妹カッサンドレーとのみ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...能くする限り迅速にイデーに來よと命下(くだ)す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...技術的範疇の特色である範疇の共軛性が之を能くするのであった...
戸坂潤 「科学論」
...今日の外國には支那のむかしを見る如く其の身官途に在つて詩文を能くするもの...
永井荷風 「森先生の事」
...殊に筆札を能くする事に於いては...
永井荷風 「来訪者」
...第二 力をもって政府に敵対するはもとより一人の能くするところにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...能(よ)く難(かた)きを忍んで他人の能(よ)くせざる所を能くするが故なり...
福沢諭吉 「日本男子論」
...必要によつては暴力をもつてこれを能くすることが出來ようと云ふのだ...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「非暴力」
...ジュボアはインド人が猴を神視する一つの理由はその盗を能くするにありと言ったくらい故...
南方熊楠 「十二支考」
...建築を視る眼あるものゝ皆能くするところなるべし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...煩悶は凡人の能くする事でない...
横瀬夜雨 「花守」
...「物事をすべ能くする事」ということを憲法といい...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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