...さうしてこの二つの事は共に僕の「聰明」を以つては如何んともするを得ざる人格の病ひである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...温厚にして聰明なる君子人と傳へらる...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...上(うへ)の宮の厩戸(うまやど)の豐聰耳(とよとみみ)の命三...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...夜は星が聰(さか)しげにかがやいていた...
田山花袋 「田舎教師」
...聰明さながら神に似るオヂュシュウスの立つを見る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...されどもヂュウス聰明の思慮は忘れず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其四 彼れの人格記者が彼れに於て見たる人格には、膽識雄邁、霸氣人を壓する大隈伯の英姿なく、聰敏濶達、才情圓熟なる伊藤侯の風神なく、其の清孤峭にして、儀容の端※なる、其の辯論の直截明晰にして而も謹嚴なる、自ら是れ義人若くは愛國者の典型なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...聰明らしい眼をしばたゝきます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この女の聰明さは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...單なる智的聰明さを以て人を見てゐる...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...我々の詩について――新しい詩壇の詩について――芥川君が聰明な理解と見解をもてることは...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...私はこの粗末な裝(なり)をした農夫の子供たちが、血や肉に於ては最も品(ひん)のいゝ家系の子供と同じに善いものだといふことを、そして生得の長所、精練、聰明さ、親切な感情などの芽生(めば)えが最も良い生れの者と同じに彼等の心の内にもあるらしいといふことを忘れてはならない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...)兎に角、私は、彼のやうに、善良で、聰明で、沈着で、しつかりしてゐるといふのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この意地の惡い、聰明な、それでゐて妙に女らしい、自分の職業に忠實な、素氣ない甲野の性格――かういふ獨特な性格は、彼の筆の力によつて、始めて、文學の上のみならず、我々の間に、創造されたものだと言つても差支へないのである...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...我ままを愛の表現と思わない決心がいる――「スタイル」の愛の技巧とは全くちがった聰明がいります...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...「聰明なあなたにその心理が分らないことはないでしょう」というようなことを云った...
「おもかげ」
...本当に聰明になろうとするのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...聰明(そうめい)の問題であることが多いのである...
矢部貞治 「政治学入門」
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