...それからなおも聞き耳を立ててみたが...
海野十三 「深夜の市長」
...子供の様だね」恒川氏が聞き耳を立てた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...聞き耳をたてました...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...絶えず玄関の植込みへ滑り込んで来る自動車の音ばかり聞き耳を立てているのであったから...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...追い/\町の人たちが聞き耳を立て...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...一心に聞き耳を立てるのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...弁信は聞き耳を立てて...
中里介山 「大菩薩峠」
...弁護士のところに来いという命令が繰返されまいかと聞き耳を立てているかのように...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...聞き耳を立てているあいだにも...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...中腰になって聞き耳を立てていると...
久生十蘭 「あなたも私も」
...聞き耳を立てていることに...
火野葦平 「花と龍」
...二人は時々聞き耳をたてては警戒しながら...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...じっと聞き耳を立てた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...首をかしげながら、聞き耳を立てた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...さっきから聞き耳すましていた風だった...
吉川英治 「私本太平記」
...聞き耳を澄ました...
吉川英治 「新・水滸伝」
...自然聞き耳立てた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...唾(つば)を呑みつつ聞き耳たてたものだったが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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