...若くは私の魂はあなたに振り向く...
有島武郎 「運命と人」
...気が向くと、年長(としかさ)なのを率(つ)れて、山狩、川狩...
石川啄木 「刑余の叔父」
...首を動してはうしろをふり向く顏が見える道を行く人は立止つて浮腰になつて迷つてゐる...
千家元麿 「自分は見た」
...あるいは松のうちの古い知り合いとの約束をはたすために最も深い雪のなかを八マイルも十マイルも出向くことがよくあったのだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...足の向く方へ、と云ふよりは身体の揺れる方へ歩いて行く...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...渋柿)*虱(しらみ)をはわせると北へ向く...
寺田寅彦 「柿の種」
...それをそのまま舌に移し次に爪に移して貼り付けるとちょうど赤い表が本のページで上に向くのである...
寺田寅彦 「柿の種」
...南玉は(益満さんだ)振向くと...
直木三十五 「南国太平記」
...さっと流れて面を向くべくもないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...ぎょっとして後ろを向くと...
中里介山 「大菩薩峠」
...後を向くと大隊長が窓から首を出して居るのであつた...
長塚節 「開業醫」
...「それッ」平次の指が向く前に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人間らしい暮しもさせなかったのは一体誰のせいだい」「黙れッ」鉾先が自分の方に向くと...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...気が向くと籠から飛び降りて...
牧野信一 「鸚鵡のゐる部屋」
...だから本人の気の向く学科を...
森鴎外 「かのように」
...振り向くと、辻咄(つじばなし)の徳西(とくさい)が、羽織を頭から被(かぶ)って、尾(つ)いてくる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...今からばくろ町へ出向く気か」「おいの...
吉川英治 「宮本武蔵」
...母さんは後(うし)ろを振り向く...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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