...(十一)の四振向くと...
石川啄木 「鳥影」
...釜の前から亭主を見向く...
泉鏡花 「歌行燈」
...諸戸屋敷の客人かな?」老人は私が振向くのを待っていた様に話しかけた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...半兵衛が振向くと「寒うてならんから...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...そんな事を考えながら足の向く方へとふらふら歩きながら...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...町人に向くか向かないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(時次郎が振向く隙に)それッ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...(振り返って頭を下げて去る)忠太郎 (おとらを見送り、水熊を振り向く...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...いつの間にか足が向くのは駅への道だ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...Kが偶然振向くと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...上を向けば、上を向く、下を向けば下を向く……三十九パタリと話が休(や)んだ...
二葉亭四迷 「平凡」
...一人が彼の椅子の上に反り身になつて僕の方をふり向く...
堀辰雄 「不器用な天使」
...そちらへ出向くことにいろいろ困難なことがあるため...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...山荘では宮のほうから出向くからというおしらせを受けていたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その頃は「李朝」などを振り向く人はろくになく...
柳宗悦 「四十年の回想」
...そんな所へ出向くのはまあ真ッ平だな」「ではどうしても」「む...
吉川英治 「私本太平記」
...おれの方から出向く...
吉川英治 「新書太閤記」
...はっと、振り向くと、「盗賊っ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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