...序に「至咸豊三年中国士子与耶蘇教師参訳始成(かんぽうさんねんにいたりちうこくのししやそけうしとさんやくはじめてなる)」とあるから...
芥川龍之介 「本の事」
...それがもと或後家さん――昔は耶蘇教の婦人矯風會の有名な辯士であつた――を引ツかけてゐた上に...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...これも耶蘇教(やそきょう)の説教台のような背の高い机が置いてあった...
海野十三 「流線間諜」
...耶蘇教徒にとつて...
薄田泣菫 「茶話」
...本家の婿は耶蘇教信者で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...主として耶蘇教の宣教師の目に映った日本人の観察である...
中里介山 「大菩薩峠」
...無責任が露見(ばれ)るのは痛快だが――自分はけっして寛大の念に制せられたなんて耶蘇教流(ヤソきょうりゅう)の嘘(うそ)はつかない...
夏目漱石 「坑夫」
...男一匹の活動しかしこの柔和なれと訓(おし)うるは独(ひと)り耶蘇教(やそきょう)に限ったことでない...
新渡戸稲造 「自警録」
...〈第一巻五百十七葉〉○この類(たぐい)の与聞(耶蘇教諸国の間につきていう)の特理は...
ヒリモア R. J. Phillimore 柴田昌吉訳 「「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)」
...〈同五百二十葉〉○欧羅巴(ヨーロッパ)の通商を妨(さまた)げ、かつその平穏(へいおん)を擾(みだ)せし希臘(ギリシア)国の戦争を平(たいら)げんがため、耶蘇教の諸大国、魯西亜(ロシア)国とともにこれを和解、鎮定(ちんてい)せり...
ヒリモア R. J. Phillimore 柴田昌吉訳 「「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)」
...後ち耶蘇教を人に勧めたために...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ウールジーの書中にインターナショナル・ローは耶蘇教国間の通法であって万国共通の法ではないと書いてあるからであろう...
穂積陳重 「法窓夜話」
...是れも佛教文學が歐羅巴に至つて耶蘇教文學と成つて...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...それすら旧套を襲いて在来の異神の神林をそのまま耶蘇教寺の寺林とし...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...しかし耶蘇教(やそきょう)になってはならない...
森鴎外 「蛇」
...その耶蘇教(やそきょう)の僧侶(ぼう)さんは多分...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...日本の耶蘇教信者は殴られても泣笑いをしてペコペコしている...
夢野久作 「近世快人伝」
...徳川初期の耶蘇教禁止令は...
夢野久作 「近世快人伝」
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