...作家仲間でも評判の美丈夫(びじょうぶ)であったから...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...かっぷくも堂々たる美丈夫で...
太宰治 「庭」
...でっぷりした色の浅黒い美丈夫で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...この素裸の見事な美丈夫を...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...すばらしい美丈夫の巷(ちまた)の無頼漢(ぶらいかん)「チャア公兄哥(あにい)」に成長していることであろう...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...しかし三村清三郎さんは斎が美丈夫であつたと云ふことを聞き伝へてゐるさうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...李もまた白皙(はくせき)の美丈夫(びじょうふ)である...
森鴎外 「魚玄機」
...その十一允成(ただしげ)は才子で美丈夫(びじょうふ)であった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...宮ご自身、美丈夫ではあり、なかなか身粧いに丹念なうえ、愛妃の心くばりもこまやかなので、やがてやっと客殿へ渡って行かれた...
吉川英治 「私本太平記」
...美丈夫と呼ばれるにふさわしい風貌の持主であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...虎眉豹身の美丈夫は...
吉川英治 「新書太閤記」
...ちょうど三十の美丈夫...
吉川英治 「新書太閤記」
...若き鬼武蔵――白皙(はくせき)の美丈夫(びじょうふ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...――といっても、蒲柳(ほりゅう)で柔弱(にゅうじゃく)な型ではなく、四肢は伸びやかに、眉は濃(こ)く、頬は小麦色に、唇(くちびる)は丹(に)のごとく、いかにも健康そうな、美丈夫、偉丈夫の風があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...この一美丈夫の挙止(きょし)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...筋骨(きんこつ)隆々たる美丈夫である...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いかにも洒々(しゃしゃ)たる侠骨の美丈夫...
吉川英治 「新・水滸伝」
...白皙痩身(はくせきそうしん)の美丈夫...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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