...作家仲間でも評判の美丈夫(びじょうぶ)であったから...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...いづれ劣らぬあつぱれの美丈夫...
太宰治 「右大臣実朝」
...ゆつたりした美丈夫であつた...
太宰治 「逆行」
...色のあさ黒い美丈夫である...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...この野郎には家を燒かれた怨(うらみ)があります」パツと飛出した美丈夫...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...美妙斎は二十七になった美丈夫だ...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...美丈夫のような美しさがあった...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...生年二十三歳の堂々たる美丈夫の返詞としては...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...李もまた白皙(はくせき)の美丈夫(びじょうふ)である...
森鴎外 「魚玄機」
...ローマ第一の美丈夫の父であるよりも『アエネイス』の父であることの方を喜びとしないものはほとんどありません...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...座隅の一席からひとりの白皙(はくせき)の美丈夫が起立して...
吉川英治 「三国志」
...美丈夫姜維(きょうい)一それよりも前に...
吉川英治 「三国志」
...花羞(はなはず)かしきばかりの美丈夫...
吉川英治 「三国志」
...虎眉豹身の美丈夫は...
吉川英治 「新書太閤記」
...若き鬼武蔵――白皙(はくせき)の美丈夫(びじょうふ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...――といっても、蒲柳(ほりゅう)で柔弱(にゅうじゃく)な型ではなく、四肢は伸びやかに、眉は濃(こ)く、頬は小麦色に、唇(くちびる)は丹(に)のごとく、いかにも健康そうな、美丈夫、偉丈夫の風があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...いずれも端正な美丈夫で...
吉川英治 「随筆 新平家」
...また、美丈夫なので、寧子とのあいだに、恋愛でもあるかのようなうわさも撒(ま)かれた...
吉川英治 「日本名婦伝」
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