...其の年老つたお母さんを置いてきぼりにしたんですか...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...飛空機に置いてきぼりを食った彼らは...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...この美しい患者を置いてきぼりにして外へ出た...
薄田泣菫 「茶話」
...画かき達は曼舟氏を置いてきぼりにしてぐんぐん奥へ入つて往つた...
薄田泣菫 「茶話」
...本牧(ほんもく)に連れていって勝治に置いてきぼりを食らわせたのも...
太宰治 「花火」
...それを置いてきぼりにして...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...早くしないとまた置いてきぼりを食う恐れがある...
夏目漱石 「坑夫」
...進攻するアメリカ軍の後方に置いてきぼりを食いそうになった頃である...
野村胡堂 「胡堂百話」
...お前を置いてきぼりにさせた...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...私はもう随分さっきから置いてきぼりにされた様な様子をして居る...
宮本百合子 「草の根元」
...俺と姉さんを置いてきぼりにしたおやぢとおふくろが第一畜生だよ...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...光ちゃんのこと思い出してさどうしてるかと思ったもんで駆けて来たやっぱり小父さんも婆やさんも光ちゃんのこと置いてきぼりで行ったんだな...
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...自分が置いてきぼりにされたのも忘れて...
山本周五郎 「風流太平記」
...早く来なければ置いてきぼりにして帰ってしまうぞって...
横光利一 「旅愁」
...おらを置いてきぼりにして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そんなことをいってまたおらを置いてきぼりにするつもりだろう」疑いの眼に射られて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼を置いてきぼりにする...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...途中置いてきぼりの謀叛船長を拾い上げて...
和辻哲郎 「鎖国」
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