...動かないように結びつける...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...これは、巨大な玉総(たまふさ)のように捲いておくが、捲きを戻して部屋の側壁にかけ、象徴的な形に切った白い紙を、垂下する股の間々で、繩に結びつける...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あるいはシャツの左ポケットに結びつける...
石川欣一 「比島投降記」
...自己の二重存在の恐怖は鏡の恐怖と結びつけることができる...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...また生涯(しょうがい)の経験――意識的ないし無意識的――の最も多くを結びつけるに都合のいいような...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...批評・評論乃至批判という概念が丁度二つを結びつける(「文芸批評」と「批判主義」とを並べて見よ)...
戸坂潤 「思想としての文学」
...もしこの二つを強いて結びつける観念を見出そうとするならば...
戸坂潤 「読書法」
...敢えてファシズム反対という処にまで結びつける...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...照顕さまと彼女とを結びつけることに...
豊島与志雄 「非情の愛」
...「科学へ迷信を結びつけるというのは有り得べからざる事だ...
中里介山 「山道」
...自分と病院と来(きた)るべき春とをかくのごとくいっしょに結びつける運命の酔興(すいきょう)さ加減を懇(ねんご)ろに商量(しょうりょう)した...
夏目漱石 「思い出す事など」
...況してやモルトナス島のあの兇惡な慘劇とストックホルムの富の王者とを結びつけるなどは?北マラアストランド二十四番街...
南部修太郎 「死の接吻」
...この娘に家族は千本もの絆を結びつける...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...從つて彼のそれ以後の小説と結びつけるより...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...そこんところへ結びつける蝶々みたいなもの...
「鏡餅」
...したがってそれに恒常性を結びつけることは不可能である」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...肉体の方が昔と今とを結びつけるに生々(なまなま)しい効果をもっているというせいでもあろうか...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...そうしてこれらの表象を結びつける手段は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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