...宝石商は懐中時計のこまかい部分を組み立てるために繊細な象牙の箸を使用し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...細工人は懐中時計を組み立てるのに細い箸を使う...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...御指定の場所にそれを運搬して組み立てるまでの手順...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...Y教授はそれを全部取り寄せてまずそのばらばらの骨片から機の骸骨(がいこつ)をすっかり組み立てるという仕事にかかった...
寺田寅彦 「災難雑考」
...枕詞がよび起こす連想の世界があらかじめ一つの舞台装置を展開してやがてその前に演出さるべき主観の活躍に適当な環境を組み立てるという役目をするのではないかと思われる...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...振り子のごとき週期的の運動に対する触感と自分の脈搏(みゃくはく)とを比較して振動の等時性というような事を考え時計を組み立てる事は可能であるかもしれぬ...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...体系を組み立てるのに必要なものは総合である...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...これをちゃあんと棒の先へつけて槍に組み立てるように仕掛が出来てるんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし与えられない歴史はいく通りも頭の中で組み立てる事ができて...
夏目漱石 「創作家の態度」
...もともと頭の中でむやみに色沢(つや)を着けて奥行(おくゆき)のあるように組み立てるほどの関係でもあるまいし...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...二人の精神を組み立てる神経系は...
夏目漱石 「門」
...匕首(あひくち)を逆手(さかて)に喉を掻き切り――その上八千兩の小判を持つて逃げた――」平次の想像はその上へ確りした足場を組み立てるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し氣の利いた歴史を組み立てるには...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...彼にそう大して難解な暗号文を組み立てる能力などがあろうとは僕には思えなかった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...どうせ忙しい友達が仕事の合間を見計つて徐々と組み立てるのだから何時仕上るか解らない...
牧野信一 「どうしたら私は憐れな彼女を悸さずに済せるだらう」
...あとですっかり組み立てるならまあよかろう...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...巧妙な對話を組み立てることも出來る...
森林太郎 「長谷川辰之助」
...こういうめぐりあいはむしろ「世間が広いからだ」という定義を組み立てることができた...
山本周五郎 「青べか物語」
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