...むしろ田浦の方に位(くらい)していると言った方がいいのかも知れぬが...
橘外男 「逗子物語」
...田浦逗子間を走る汽車の汽笛の音を遥かに聞いた頃...
橘外男 「逗子物語」
...田浦街道に沿って一時間半ばかりは掛かるということであったが...
橘外男 「逗子物語」
...爺やのお伴でここからほど近い田浦の停車場から汽車で鎌倉の学校までお通いになっておられたが...
橘外男 「逗子物語」
...夕方なぞ時々田浦の町から搬(はこ)んで来る氷が間に合なくて...
橘外男 「逗子物語」
...その汽車が田浦を発車したところで...
田中貢太郎 「帽子のない水兵」
...田浦方面へ遊びに往っていて...
田中貢太郎 「帽子のない水兵」
...田浦といふ家(七〇・中)よう寝られて早う眼が覚めた...
種田山頭火 「行乞記」
...お楫……だれもいねえのか」伊豆田浦岬(たうらざき)の地かたから二十五六里...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...三崎丸の二十三人は伊豆田浦岬の地かた二十五六里の沖あいで煙のように消えてしまった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...伊豆の田浦岬の二十四五里の沖あいで行きがた知れずになった十一人の片われが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...テラ箱を担いで田浦衣笠の辺を走りまわったこともあったそうで...
久生十蘭 「春の山」
...翌二十七日我舟を同島の濱田浦へ廻さんとする皈路において...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...)是を濱田浦と云(按ずるに此邊石州と對峙するが故に...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...予の現住地紀州田辺近き堅田浦(かただのうら)に古(いにしえ)陥れると覚ぼしき洞窟の天井なきような谷穴多く(方言ホラ)小螺の化石多し...
南方熊楠 「十二支考」
...牟婁郡曾根荘賀田浦に多し」と見ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...五郎は田浦さんという仕事師の家に同居してい...
山本周五郎 「季節のない街」
...我等は香取から其所へ出て與田浦浪逆浦を漕いで鹿島まで渡る積りで舟を探したのだが...
若山牧水 「水郷めぐり」
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