...ほんのわづかなら好いけれども――却つて愛情の暴漲を來たすよすがとなるけれども...
田山花袋 「道綱の母」
...罪障を払い心を清めるよすがとなるだろう...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...自分には父を偲(しの)ぶよすがとなる品であったので...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...時々の落馬の傷心を医すべきよすがとなるだらうよ...
牧野信一 「凩日記」
...印象鮮明に思ひ浮べさせるよすがとなるのである...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...久保田氏を評する時により多く面白い證明のよすがとなる可き話(はなし)で...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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