...あまり細々(こまごま)しいことまで私が覚えていて喋るので...
上田広 「指導物語」
...細々(こまごま)とした附属品なぞ影も形もない...
大阪圭吉 「白妖」
...細々ながら生活するくらいのお金はある...
太宰治 「正義と微笑」
...それはくはしく細々とその金の山のこと真顔になつて教へるのです...
太宰治 「火の鳥」
...いろんな細々(こまごま)した物を行儀よく並べていたが...
近松秋江 「黒髪」
...それを細々(こまごま)と物語りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...細々とその日を歌い暮らさなければならなかったが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...奉公人の身許のことを細々(こまごま)と訊いて平次が引揚げた後へ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...細々とやって来た与次郎ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...刃物も見付からない」支配人の藤助は細々と説明してくれます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...道具の細々(こまごま)とした顔が引締って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...細々と明治の御解禁まで續いたといふことは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...細々としてゐるくせに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...シンケイが細々として...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...細々と云って涙をふく...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...細々(こまごま)と旨をふくめ...
吉川英治 「私本太平記」
...この探究の灯を細々ととぼし続けたことに対し...
和辻哲郎 「鎖国」
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