...端然として坐っていた...
芥川龍之介 「疑惑」
...端然として腰をかけている...
石川欣一 「比島投降記」
...端然として針仕事の...
泉鏡花 「婦系図」
...上段、一階高き床の端に、端然として立つ...
泉鏡花 「海神別荘」
...端然として何の変ったところもないのです...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...三人は端然として大仏の如く構へてゐる総長の面前に...
辰野隆 「浜尾新先生」
...曲の最後に打ち止めの主和弦(しゅかげん)が端然として響く前にあらかじめ不協和な一団の音群があって...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...此野暮臭い支度をして居ながら女は端然として坐して居る...
長塚節 「佐渡が島」
...端然として一列に並んでいた...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...屹と擧げた顏には端然として...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...屹(きっ)と挙げた顔には端然として...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...端然として靜かに物を書いてるのである...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...陣羽織も野袴(のばかま)も折目ただしく端然としていた...
本庄陸男 「石狩川」
...端然として佇立(ちょりつ)したままスラスラと言葉を続けて行った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...断頭台上に端然として告別の辞を述べ...
夢野久作 「鼻の表現」
...すぐ床几一つ隔(へだ)てて、うしろ向きに、十七、八の小がらな麗人が、白い襟足を見せて、騒々しい辺りの客の中に、独り端然として、腰かけていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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若山牧水 「みなかみ紀行」
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若山牧水 「みなかみ紀行」
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