...突然大音声があがったと思う途端(とたん)...
海野十三 「蠅男」
...途端にもう一つのことに気がついたのだった...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...匙で皆なして片端からすくつて食つたさまは...
田山花袋 「丘の上の家」
...騒がれることなしに名人になりたい人はこれらの端役の名優となるべきであろう...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...極端な怠け者でもあります...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...その交渉の端(たん)を啓(ひら)けり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...端坐して祈念してる美しい中年の婦人がありました...
豊島与志雄 「画舫」
...自分は服部氏の庭に立つ時分尻をおろしたがそんなことには極端に無頓着な故人はぎつしり尻を捩上げた儘である...
長塚節 「記憶のまゝ」
...その有るかと思えば無く、無いと思えば有る、といった風な、端睨をゆるさぬ、複雑かつ無数の面は、一斉に、これまた濁った低い空のほの明りを、交互に鈍く苦(に)がく、照りかえし合っている...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...片っ端から押しかけて縁切り話を叩きつける代り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つられて庭の端まで出てみた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...ツイード服の人物も向うの端から立ちあがって...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...先端から火を焚(た)くのである...
本庄陸男 「石狩川」
...そのどこかの端によって現われないものはない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...口の端を撫でて、その手を長半纒(ながばんてん)の腰へ擦りつけ、それから舌ったるい調子で云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...附属地の一端に広大な地域を占め...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...極めて端的な例であるが...
吉川英治 「折々の記」
...小者の端に召し抱えられたことは...
吉川英治 「新書太閤記」
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