...無情なほど礼儀正しい付きそい役はまたとないのである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...そしてすべての人が静かで上品で礼儀正しい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...なかなか礼儀正しい人物であります」と紹介をすると...
海野十三 「海底大陸」
...礼儀正しい公爵夫人は...
薄田泣菫 「茶話」
...ただ客の便宜を計る外に他意がないものであるという事情を客がよく知ってかくも静粛であり礼儀正しいのであるという話であった...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...礼儀正しい人でした...
太宰治 「小さいアルバム」
...頗(すこぶ)る礼儀正しい...
太宰治 「花火」
...礼儀正しい細やかなやり方...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それで「ものを口に入れながら話をするというような御行儀の悪いことはけっしてしない」礼儀正しい動物なのである...
中谷宇吉郎 「異魚」
...礼儀正しい一粒選りの言葉のうちにも...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...船長はなるほど礼儀正しいけれど...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...「外務省の官吏や鎮守府の士官が慇懃で礼儀正しいのにはわれわれはみな非常な感動をうけた...
久生十蘭 「だいこん」
...またはおよそ礼儀正しい勤め人の間で普通にとりかわされている何かちょっとしたお愛想ひとつ言うでもなく...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...だから俺には格別礼儀正しいのさ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...謹厳で礼儀正しい銀行員と...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...総督は礼儀正しい学識経験者ということが分かり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...礼儀正しい写真を撮影する刹那に似た気取つた緊縮を身内に覚えた...
牧野信一 「心象風景」
...かれは一つの浄化的な礼儀正しい行動を考慮していたのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
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