...玉の砧(きぬた)を...
泉鏡花 「歌行燈」
...人定り、あたり静かになり行くにつけ、流の声か、砧のおとか、かすかに聞ゆ...
上田敏 「月」
...謡の「砧(きぬた)」に取材したものですが...
上村松園 「砧」
...東京の郊外(こうがい)の砧(きぬた)といえば畑と野原ばかりのさびしいところである...
海野十三 「月世界探険記」
...私が砧村(きぬたむら)にある艇内に忍びこむ前のことでしたが...
海野十三 「月世界探険記」
...秋の哀れも身に泌(し)む砧(きぬた)の音...
大隈重信 「夫婦共稼ぎと女子の学問」
...砧(きぬた)村の二村が包含される事になって居ます...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...今日のこのお月様を」お徳は砧の手を休めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「砧右之助覚悟ッ」閃(ひらめ)く匕首(あいくち)の下に身を翻(ひるがえ)して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...食事急いで自動車で砧へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二月七日(金曜)十時半に砧の上山から電話...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...通ひ馴れた砧への道...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...砧村着...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...九月十一日(月曜)早朝砧村へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...主観的の句の複雑なるうき我に砧(きぬた)打て今は又やみねのごときに至りては蕪村集中また他にあらざるもの...
正岡子規 「俳人蕪村」
...とり分(わ)き日本では寒念仏(かんねんぶつ)の、臘八(らふはち)坐禅の、夜業の、寒稽古(かんげいこ)の、砧(きぬた)の、香(かう)の、茶の湯の季節、紫の二枚襲(がさね)に唐織(からおり)の帯の落着く季節、梅もどきの、寒菊(かんぎく)の、茶の花の、寒牡丹(かんぼたん)の季節、寺寺(てらでら)の鐘の冴(さ)える季節、おお厳粛な一面の裏面(うら)に、心憎きまで、物の哀れさを知りぬいた冬よ、楽(たのし)んで溺(おぼ)れぬ季節、感性と理性との調和した季節...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...と凍っている夜空にひびく砧(きぬた)の音がある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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