...そうしてじいっとして坐っていて落ち着き払って...
ストリンドベルヒ August Strindberg 森鴎外訳 「一人舞台」
...落着き拂った明晰な口調で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...クリストフは彼女の落ち着きを感嘆した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ズラリと面(おもて)を並べて設けの席に着きます...
中里介山 「大菩薩峠」
...これでは竹生島へ着きません」米友は櫓の手を止めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...すると衣桁(いこう)の端(はじ)にかかっている兄さんの夏帽子がすぐ眼に着きました...
夏目漱石 「行人」
...山を一つと沙漠(さばく)を一つこえていくと一つの部落に着きます...
新美南吉 「巨男の話」
...二人は橋場の渡し場に着きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やがてその奥(おく)にあるお城に着きました...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「眠る森のお姫さま」
...自分の声が落ち着きはらっていたことだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...日光町に着きたる頃は一天晴む底だに見えず...
正岡子規 「日光の紅葉」
...不思議に心の落着きを覚えるのである...
三木清 「人生論ノート」
...昨日の朝のお手紙今朝着きました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今夜両親が着きましたらば何よりの御馳走に貴嬢のお手料理を食べさせて思い入れ感心させたいと存じますが...
村井弦斎 「食道楽」
...240さて落ち着きはらって...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...落着きなく野営のあたりをぶらついたりした...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...それからあなたがこの城へお着きになると間もなく...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...真暗(まっくら)になってから或町の宿屋へ着きました...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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