...勿論皆売切れている...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...このとおり七十三町歩がちょっと切れているだけだから...
有島武郎 「星座」
...ぷつりと切れている...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...その土手が砲列へ近く切れている端の...
谷譲次 「踊る地平線」
...手袋は鼠色で右の親指がすり切れている...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...頭の中で切れている糸の一筋をもつなぎあわせることはできなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...咽喉が吹切れている...
中里介山 「大菩薩峠」
...血潮の海の中にこと切れているのですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...血潮に染んでこと切れているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...紅(あけ)に染んでこと切れている主人の凄まじい姿に胆(きも)を潰(つぶ)し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...片方は鼻緒が切れている...
火野葦平 「花と龍」
...すでに一カ所以上も切れているにちがいないことがわかった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...そして互に連続せずに嚢に従って切れている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ほんとうに健康にはち切れているといった肥りかたではなく...
三浦環 「お蝶夫人」
...ほころびが切れているのを見たりすれば...
山本周五郎 「季節のない街」
...爾の馬の呼吸は切れている...
横光利一 「日輪」
...道は深い断崖のふちで恨めしくも途切れている...
吉川英治 「江戸三国志」
...期限はきのうで切れているので』『でも...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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