...目ざましいものがある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そのおかげで十九世紀の初頭には物化学の目ざましい進歩が実現するようになったのでした...
石原純 「ラヴォアジエ」
...知名な無政府主義者として目ざましい活動を始めた彼女の上には...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...その稻穗草がどこまでも涼しい風に目ざましい緑りの色を浪打たせてゐるのが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...初版千五百部が瞬く間に売切れて五百部再版したことはちょっと目ざましいことであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その目ざましい成効の報知がわが国に伝わった晩にちょうど日本の東京のJOAKで文士の航空に関する座談会というのが放送された...
寺田寅彦 「柿の種」
...また近年目ざましい進歩をしたいわゆる航空術などもやはり応用物理学の一つと云って差支えはあるまい...
寺田寅彦 「物理学の応用について」
...夏の天に目ざましい変化があれば...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...該法律の効目には目ざましいものがあるようだが...
戸坂潤 「社会時評」
...ただそれしきのものがこよなく美しく目ざましい...
中勘助 「胆石」
...庄兵衛の狼狽ぶりは目ざましいほどで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鷹揚(おうよう)な物腰の中にしぜんにそなわる威厳は目ざましいほど...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...目ざましい強慾ぶりを発揮する...
久生十蘭 「白雪姫」
...独逸さえもが目ざましい領土先占の宣言をやっているのに...
久生十蘭 「南極記」
...哥薩克同士の目ざましい渡りあひの物音は打ち消すべくもなかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...目ざましい行為である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...其處では青い天鵞絨のやうな翼をした目ざましい蝶々が飛び交はしてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...陸では黒田孝高の活躍が目ざましい...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索