...他の肥ることに於いて自らの痩せることを發見する「個體的存在」である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...おせきは田植時分からその苦労のために痩せる思いだった...
犬田卯 「米」
...いくらか痩せるくらいでまんざら役に立たないことはない...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...月夜には身が痩せるものだと云はれるが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...(訳注:ギリシャ医学におけるdietは現在のような痩せる食事や食事療法ではなく...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...大学でまたぐんと痩せる...
武田麟太郎 「現代詩」
...「痩せる筈(はず)さ...
太宰治 「正義と微笑」
...」「痩せる筈さ...
太宰治 「竹青」
...今朝、或る事実に於て、自分のきたなさ(身心共に)を見せつけられた!――痩せましたね、と呉郎さんにいたはられた、痩せる筈ですよ...
種田山頭火 「其中日記」
...苦労をすると人間は痩せる...
中里介山 「大菩薩峠」
...痩せる思ひをして居ります」「お前が痩せる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...荻の友ずり殖(ふ)えて痩せるは世のならひなれば...
一葉 「暗夜」
...痩せるほどに気を揉んでいたが...
久生十蘭 「奥の海」
...それでも痩せる方へ向かないというのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ハハハ、痩せる筈さ...
三好十郎 「好日」
...人々の心がある時には力にあふれある時には痩せることが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なぜ痩せるかとおもっていたが...
吉川英治 「私本太平記」
...痩せる思いで待っている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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