...申し分ないほどお美しい方でしたし...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...この肥育鶏を用いることが出来れば申し分ないのだが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...役者も一人一人に見るとなかなかよく役々を務めて申し分ないもののようである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...元来ならば申し分ない精神作興の効果を挙げる筈の処を...
戸坂潤 「社会時評」
...この屋台店、いかが?」「そりゃあ、申し分ないがね...
豊島与志雄 「自由人」
...天気が申し分ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...肴は申し分ないんだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それこそ天上極楽申し分ないのだが――望月(もちづき)のかけたることのなしというのはかえって不祥だよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...熾な芸術家の申し分ない歎賞を以て...
中原中也 「トリスタン・コルビエールを紹介す」
...日当りは申し分ない...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...二人の伴奏者としては申し分ない人物よ」「君はひどい女だね」「さうかしら……...
林芙美子 「浮雲」
...当然、こちらの言い値だ」「申し分ないですね」「ああ、申し分ない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...勇気と決意は申し分ない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...平常(ふだん)はほんとうに申し分ないお人だけれど...
正岡容 「小説 圓朝」
...形も色も模様もその筆致も申し分ないではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...これで早く赤ちゃんが出来れば申し分ないんだけれど...
山本周五郎 「寒橋」
...彼女の看護婦としての腕前は申し分ないどころの騒ぎではなかった...
夢野久作 「少女地獄」
...申し分ないが――と思ったりしながら...
吉川英治 「新書太閤記」
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