...ただ不当に憎まれたり...
池谷信三郎 「橋」
...米国にその例をとるは不適不当にして...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...処がマルクス主義は主として社会乃至歴史(そしてやや不当にも自然や論理にさえ夫が無批判にも拡大されたのだ)に関する特殊な認識に過ぎない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...あなたは先日私に対して不当にも苛酷であられました...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...江戸の浮世絵は元治元年古稀(こき)の長寿を保ちし国貞の死去と共にその終局を告げしとなすも不当には非ざるべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...不当に無視されてきた...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...正しき所が見い出されるのです? どこで法律は正義を代表しようとするのですか?罪ある者を誤って不当に重く罰する事は...
浜尾四郎 「死者の権利」
...彼は不当にも廊下へ出た...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...レーニはどうもこの男を不当に判断している...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...余を不当に罰しようとも...
穂積陳重 「法窓夜話」
...すなわち不当に多数の人間を今日慈善の手に委ねるという状態を...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そのために諸君は不当に諸君を圧迫したりジャマしたり「指導」の名のもとに支配しようとする力に向って闘いたまえ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それを不当に歪めて言うのはおもしろくない」と言ったふうに抗議されていました...
三好十郎 「恐怖の季節」
...不当にすばらしく愛されている女であると夫人はねたんでいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それが不当にばらまかれることのために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...女たちを不当にしぼる...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...一層不当に多く支払わねばならないという二重三重の苦境に立たせられます...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...わたくしを不当にも名誉教授と呼ぶ人があるからである...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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