...必しも不当に非ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...恐らく不当に非ざる可し...
高木敏雄 「比較神話学」
......
高見順 「死の淵より」
...処がマルクス主義は主として社会乃至歴史(そしてやや不当にも自然や論理にさえ夫が無批判にも拡大されたのだ)に関する特殊な認識に過ぎない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...モーラル・サイエンス又はモーラル・フィロソフィーとして(普通之を不当にも倫理学と呼んでいるが)発達して来たのであって...
戸坂潤 「思想としての文学」
...当不当にかかわらず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あなたは先日私に対して不当にも苛酷であられました...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...だがどうしてそう僕を不当に取り扱うんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ああ! 俺の場合は、文学者としての名声が、不当にも、俺の人間的完成(もしくは未熟)を追越し過ぎたのだ...
中島敦 「光と風と夢」
...正しき所が見い出されるのです? どこで法律は正義を代表しようとするのですか?罪ある者を誤って不当に重く罰する事は...
浜尾四郎 「死者の権利」
...レーニはどうもこの男を不当に判断している...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...あんな不当には負けていないほうが本当だという結論がついて...
久生十蘭 「キャラコさん」
...最もしばしば謙遜礼節の誉れを不当にかちえる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...たとえ運命が不当に男たちの狂言に幸いすることがあっても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この方面は不当に馬鹿にせられた...
柳田国男 「山の人生」
...不当に開化された犬であつて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...一層不当に多く支払わねばならないという二重三重の苦境に立たせられます...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...また人によると和辻はおのれの価しない「名誉」を不当に享受していると考えないものでもない...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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