...ただ不当に憎まれたり...
池谷信三郎 「橋」
...これで――)不当に取扱われているという反撥(はんぱつ)が...
梅崎春生 「桜島」
...不当に失って了う様な目に合うか分ったものではないのです...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...必しも不当に非ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...処がマルクス主義は主として社会乃至歴史(そしてやや不当にも自然や論理にさえ夫が無批判にも拡大されたのだ)に関する特殊な認識に過ぎない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...カントは空間直観と思惟とを不当に密接に即ち不動な関係に結び付けたために...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...江戸の浮世絵は元治元年古稀(こき)の長寿を保ちし国貞の死去と共にその終局を告げしとなすも不当には非ざるべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...付随的な詳細なことを不当に重要視し...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...というのは、彼女にまだ全然ぴったりしないこの地位は、きっと思いがけず、また不当にも、そしてほんの一時的に彼女に与えられたものにちがいなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...傭主は彼女達を言いようも無く不当に圧迫して居る...
細井和喜蔵 「女給」
...如何に彼自身も亦社会を不当に取り扱うか...
松永延造 「職工と微笑」
...すなわち不当に多数の人間を今日慈善の手に委ねるという状態を...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...農業に比較して商工業を不当に偏重するからではなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...まったく真実の・本質的な・理性は(この名を我々は不当に盗んでいる)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは長い間その評判を不当に害されていた婦人たちが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かれらが不当に儲けることを隠蔽(いんぺい)するために使うたわ言だ」登は沈黙した...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...かれらが不当に手にいれたものである...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...または不当にも年々一〇〇磅(ポンド)を彼自身の所有に保留しておこうと...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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