例文・使い方一覧でみる「生え抜き」の意味
スポンサーリンク...彼等の中にも稀に生え抜きの東京人がいなくはなかったが... 
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...此れも親父同様生え抜きの江戸児（えどっこ）...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...生え抜きの上田市民で丁度この日他行のためにこの祇園祭の珍しい行事に逢わなかった人もあるであろうから一生におそらくただ一度この町へ来合わせて丁度偶然この七十年目の行事に出くわした自分等はよほどな幸運に恵まれたものだと思っても別に不都合はない訳である...
寺田寅彦 「高原」
...この貧窮組は生え抜きの平民でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...多くはこれ生え抜きの日本人でありますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...よく見れば見るほど生え抜きの神楽師ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっぱりこれは生え抜きの講釈師ではないと思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は武蔵の国生え抜きの土着の民ということを...
中里介山 「大菩薩峠」
...もともとかれらは生え抜きの幕臣でもなんでもないから...
中里介山 「大菩薩峠」
...出羽屋も桶屋も生え抜きの神田っ子だ」「…………」「桶屋のお神さんには気の毒だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...君は村では生え抜きの民政党で...
火野葦平 「糞尿譚」
...コッペ先生が自分でも言つてゐられる如く彼は全く巴里生え抜きの巴里つ児である...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...横浜生え抜きの落語家（はなしか）桃太郎と千橘（せんきつ）の招き行燈が...
正岡容 「寄席」
...生え抜きの博徒の様子...
三好十郎 「斬られの仙太」
...生え抜きの博徒の様子...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...彼等は生え抜きの江戸ッ子のように贅沢でなかった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...吉良上野介様御領地の百姓から出た生え抜きの家来...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...かれは生え抜きの坂東土豪だが...
吉川英治 「平の将門」
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