...日の暮れかたからちらちらしはじめ間もなくおおきい牡丹雪(ぼたんゆき)にかわり三寸くらい積ったころ...
太宰治 「ロマネスク」
...空からは水気の多い牡丹雪が降りしきって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...また牡丹雪が降って来る...
外村繁 「澪標」
...それも春らしい牡丹雪...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...この場合の粉雪というのは牡丹雪に対する言葉であって...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...その時は径十センチ以上の牡丹雪となって降るという話を聞いたことがある...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...牡丹雪の雪片をよく見ると...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...牡丹雪の雪片のような恰好をして降ってきたりする...
中谷宇吉郎 「南極・北極・熱帯の雪」
...これが即ちわれわれによって牡丹雪(ぼたんゆき)あるいは綿雪と呼ばれているものである...
中谷宇吉郎 「雪」
...牡丹雪あるいは綿雪と呼ばれているものは...
中谷宇吉郎 「雪」
...風のない夕方から小形の牡丹雪が降り始める日など...
中谷宇吉郎 「雪」
...牡丹雪(ぼたんゆき)のような雪片のことを compound snow flake といって...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...牡丹雪(ぼたんゆき)で二た刻ばかりの間にうんと積つたんでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...牡丹雪が霏々(ひひ)として降りやまぬ或る日...
火野葦平 「花と龍」
...古老も知らぬといふ牡丹雪が夜を徹して降り止まなかつた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...大きい牡丹雪が降り出した景色は好くて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...戦い半ばの頃から大きな牡丹雪(ぼたんゆき)が降り出して...
吉川英治 「三国志」
...雪である――牡丹雪(ぼたんゆき)が降ってきた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??