...年上の子供はまたぶらぶら船を漕ぎ出した...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...直ちに最北端の巓に漕ぎつけて...
大町桂月 「十和田湖」
...商工部のときから漕いでいるし...
田中英光 「オリンポスの果実」
...頼(たの)むは、日本男児の気概(きがい)のみ、強豪(きょうごう)伊太利と英国を向うに廻し、スタアトからピッチを三十七に上げ、力漕、また力漕、しかも力及(およ)ばず、千メエトルでは英国に遅(おく)れること五艇身、伊太利に遅れること三艇身、千五百メエトルに至(いた)るや、懸隔益々甚(けんかくますますはなは)だしく、英国と伊太利が二艇身半の差、日本は三艇身遅れて続き、更(さら)にブラジルが後を追う...
田中英光 「オリンポスの果実」
...あの「霧に漕(こ)ぎ入るあまのつり舟」という明石(あかし)の浦(うら)の御歌や「われこそは新島守(にいしまもり)よ」という隠岐(おき)のしまの御歌などいんのおよみになったものにはどれもこれもこころをひかれて記憶にとどまっているのが多いがわけてこの御うたを読むと...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...六人の漕手はボートを岸に乗上げさせて...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...学生の漕(こ)いで行く小さなボートの影や...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...馴染(なじみ)の船頭に猪牙舟を漕がせ...
永井荷風 「町中の月」
...舟は月に向つて漕いて居るのでばしやり/\とぶつかる波によつて碎かれつゝある月の光は舳にくつゝいて離れない...
長塚節 「土浦の川口」
...漕ぎ出して五、六十間、と言つても、これは大變な努力でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...よく舟が漕げなかったのです」「?」「そのうえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無言で漕がれてゆくのはさびしかつた...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...○ベースボールの特色競漕(きょうそう)競馬競走のごときはその方法甚だ簡単にして勝敗は遅速(ちそく)の二に過ぎず...
正岡子規 「ベースボール」
...岸遠く漕(こ)ぎ離るらんあま船に乗りおくれじと急がるるかな平生に変わって姫君はこの手紙を手に取って読んだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...岸に沿ひてベルヒの方(かた)へ漕ぎ戻すほどに...
森鴎外 「うたかたの記」
...しかし、木賃の片隅に、彼れの子供が待つことを、思ひだしては、曇つてた瞳(ひとみ)の奥に火が光り、「ああ、生きてたい」かう云つて、また漕いでゆく、ことことと…………×われにも家あり、花もなく、光もなく、愛もなく、飾りもなく…………くろがねを経緯(たてぬき)にして作り、獣(けもの)に於て檻(をり)と呼ぶもの、これ、わが家なり...
與謝野寛 「妄動」
...腕ッ限り漕(こ)がせました...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...静かに白鳥は漕(こ)ぎながら...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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