...すると、後から後から、あはて者が蟇口を開いて、小銭を彼に与へる...
添田唖蝉坊 「乞はない乞食」
...後から後から投げてまうねんが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...後から後からと蕾を付けて...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...すぐ眼の前を敏捷な姿で後から後からと続いて通り過ぎて行く...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...後から後から仕切りなしに出て来るので...
夏目漱石 「道草」
...後から後からと来る客が立て込んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後から後からと運ばれた...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...殆んど全然『感情』を標準にしたところのパンフレットが続々として後から後から刊行された...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...」後から後から美しい女の群が雪崩れて来ている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...」後から後から美しい女の花束...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...後から後からわたしを小衝いてくるもの...
原民喜 「鎮魂歌」
...後から後からと他の学科が急立(せきた)てるから...
二葉亭四迷 「平凡」
...後から後からと用を吩咐(いいつけ)る...
二葉亭四迷 「平凡」
...それぞれ後から後から来る客にアッテンドしている...
宮本百合子 「思い出すこと」
...後から後から絶えないのである...
吉川英治 「大岡越前」
...後から後から競馬場へ来る二人曳きの腕車や馬車がれきろくとしてつづき...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...いくらでも後から後から紙の札(さつ)が出て来るうえに...
吉川英治 「私本太平記」
...後から後から、なお駈け続く兵も多い...
吉川英治 「平の将門」
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