...あるいは潅漑によって祝福をもたらすことも... 
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...灌漑を目的とする水車装置は大規模であった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...現に京都西陣などは水藍を灌漑して使用しておりますが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その畑地の外側に沿ふて通じてゐる灌漑用（くわんがいよう）の堀割の中を...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...折からのひでりで百姓の家族は皆畑に出て灌漑（かんがい）用水をいちいち汲み上げては田の中に注いでおる...
高浜虚子 「別府温泉」
...堤防を堅牢にし水ハケを付けて灌漑の道を付ければ關八州の中では谷中村程善い村と云ふものは先づ二ツとなからうと私は信ずる...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...従って新疆地方（しんきょうちほう）に灌漑（かんがい）する川々の水量が少なくなり...
寺田寅彦 「ロプ・ノールその他」
...品川へ行く灌漑専用の堀川で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...イムピリアル平原にも灌漑水をひくことに成功した...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...そして灌漑による畑作が...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...この畑灌漑によって初めてその天恵を十分に利用しているのである...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...灌漑溝の分岐溝を作っておく...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...畑灌漑によって主として蔬菜類を作っているので...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...洪水の防止、水の完全利用、灌漑、水力発電、新しい名所または保健地の創設、魚及び鳥獣の繁殖及び保護、水道の敷設、河川泥土の沈澱と、非常に多岐にわたる諸問題を、綜合的に最も有効に進行させるためには、よほどしっかりした資料に基づいて計画を建てる必要がある...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...灌漑水路を長くするとかいうような方法は...
中谷宇吉郎 「雪を消す話」
...畑か水田への灌漑用の水路の事らしい...
三好十郎 「肌の匂い」
...二二日本の稲作（いなさく）灌漑（かんがい）様式は...
柳田国男 「海上の道」
...しかし所々になお灌漑を続けているものもある...
和辻哲郎 「鎖国」
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