...我我は我我の存在に満腔(まんこう)の呪咀(じゅそ)を加えなければならぬ...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...誰か満腔の誠意を以て歓呼の声を揚げざらむ...
石川啄木 「渋民村より」
...私は私の満腔(まんこう)の同情をもって...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...慈愛のこころあるものはよろしく満腔の同情を寄すべきであると...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...御得意に対し満腔の誠意をもって販売する事であります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...満腔の謝意を表明します...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...もしその満腔のインスピレーションの火山の如く燃え来るや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...満腔(まんこう)の尊敬をささげていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...満腔(まんこう)の詩情を托したその頃の自分は若いものであった...
永井荷風 「深川の唄」
...満腔(まんこう)の誠を捧げてわが玩具(おもちゃ)となるを栄誉と思う...
夏目漱石 「虞美人草」
...青い青い月の光りのなかに満腔の思いをこめて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...不器用な足どりに満腔の感謝を覚え...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何百何千の女の祟(たた)り記者は私娼公娼の廃絶論に満腔の敬意を払うものである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...憐れな運命の持主に満腔(まんこう)の同情を寄せると同時に...
夢野久作 「老巡査」
...自分からも満腔の誠意をもって...
吉川英治 「三国志」
...満腔の謝意を表した...
吉川英治 「三国志」
...師たる自分からも満腔(まんこう)の念祷(ねんとう)をもってご賢慮(けんりょ)におすがり申す――というような内容なのである...
吉川英治 「親鸞」
...勿論沢庵に満腔の敬意を払っていたに違いないが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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