...この男からあんな態度を引き出すものは彼の交游のうちで自分一人なのかも知れないと思つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...游魚の図の名手として聞え...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...水域に游弋(ゆうよく)すること三日……その三日目も空しくまさに暮れなんとして...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その功によって游撃将軍となって帰って来た...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...そうしてあらゆる膠質的(こうしつてき)浮游物で象嵌(ぞうがん)された空間の美しさである...
寺田寅彦 「柿の種」
...隧道内の空気中にはレールや機関の摩擦のために生ずる微細な鉄粉がかなりに浮游しているが...
寺田寅彦 「話の種」
...一室の畳の上に游弋(ゆうよく)している...
中里介山 「大菩薩峠」
...蘇東坡は梅直講に知られて其の徒となり得た樂を、『苟も其れ一時の幸を僥し、車騎を從へること數十人、閭巷の小民をして聚觀して之れを賛嘆せしむるも、亦た何を以て此の樂に易ん』と云ひ、更に不怨天、不尤人、蓋優哉游哉、可以卒歳と言つて居る...
中島徳藏 「巽軒先生喜壽の祝辭」
...空気中にはそれが自然に沢山浮游(ふゆう)しているのです...
中谷宇吉郎 「「茶碗の湯」のことなど」
...游泳が出来る程の浴場のある処に滞在したこともあつた...
牧野信一 「秋晴れの日」
...實踐から游離された思惟の現實性或ひは非現實性に關する爭は...
三木清 「認識論」
...頭を蛇の方へ向け游(およ)ぎ...
南方熊楠 「十二支考」
...人々の間を游ぎ廻ってしきりに何か説いて居る...
宮本百合子 「暁光」
...そして游さんは湮滅(いんめつ)の期に薄(せま)っていた墓誌銘の幾句を...
森鴎外 「渋江抽斎」
...游いでいるやつをヒョイと摘まむんだが...
矢田津世子 「茶粥の記」
...少時常與二鮑叔牙一游...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...花を撒(ま)いたように游んでいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...波間に馬を游ばせてゆく左馬介の白い陣羽織は...
吉川英治 「新書太閤記」
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