...まずさあらぬ体で夕食を済ませると...
江戸川乱歩 「接吻」
...私達も一つの仕事を済ませると直(す)ぐ次の仕事へと追い立てられる...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そういう主観的な側面からばかり認識なるものを説明して済ませることは出来ない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...なければないで済ませるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...きまりをわるがらずに生涯(しょうがい)を済ませる事が出来る...
夏目漱石 「野分」
...挨拶を済ませると胸を抱いたまましばらくは口もきけないほど昂奮(こうふん)しております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それで済ませるつもり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして済ませると直ぐに戻って来て興を逸(そ)らさぬようにと勤めていた...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...入浴して八・九景と済ませると...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今夜のうちに済ませるために納棺その他のことを着々進行させている物音にも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...食事を済ませると...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...二度も三度もしとを玩具(おもちゃ)にしといて只で済ませるつもりかい...
山本周五郎 「青べか物語」
...朝の食事を済ませるとでかけてゆき...
山本周五郎 「あだこ」
...――そして手早く勘定を済ませると...
山本周五郎 「お美津簪」
...できるだけ事を小さく済ませるように...
山本周五郎 「竹柏記」
...無事に済ませる望みは殆んどない...
山本周五郎 「竹柏記」
...食事こそどうにかひとりで済ませるけれど...
山本周五郎 「日本婦道記」
...夕食を済ませるとすぐに...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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