...お前は小便小僧(しょうべんこぞう)時代から泣きべそじゃったな...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...私は泣きべそかきました...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...」夫は泣きべそに似た笑い顔をつくって...
太宰治 「おさん」
...泣きべそかいてしまいました...
太宰治 「おしゃれ童子」
...三歳くらいの童子の泣きべそに似た表情が一瞬ぱっと開くより早く消えうせた...
太宰治 「虚構の春」
...泣きべそをかいて逃げたがるじゃないか...
太宰治 「乞食学生」
...泣きべそかいて馬を見ている...
太宰治 「作家の手帖」
...泣きべそをかくことだろう...
太宰治 「女生徒」
...すぐにがっかりして泣きべそをかいて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...泣きべそをかいて...
太宰治 「新ハムレット」
...トラホームを見つけられ泣きべそを掻(か)いた...
太宰治 「正義と微笑」
...太宰は瞬間まったくの小児のような泣きべそを掻(か)いたが...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...めそめそ泣きべそ掻いたって...
太宰治 「皮膚と心」
...必ずヴェルレエヌの泣きべその顔を思い出し...
太宰治 「服装に就いて」
...」「そんな泣きべそをかく子は...
太宰治 「ろまん燈籠」
...彼は泣きべそを掻(か)いたような顔を川に向ってさらしていた...
本庄陸男 「石狩川」
...泣きべそで第七回目の「行安」をしゃべりに上がった...
正岡容 「寄席」
...この異様な空気に泣きべそをかきそうにしている...
三好十郎 「斬られの仙太」
便利!手書き漢字入力検索