...のみならずまた曾祖母も曾祖父の夜泊まりを重ねるために家に焚(た)きもののない時には鉈(なた)で縁側を叩(たた)き壊(こわ)し...
芥川龍之介 「追憶」
...たった一軒飯屋兼帯の泊まり宿があって...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...彼処は以前たび/\泊まりに行ったことのあるホテルで...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...谷中へ移ってからも土曜ごとにはほとんど欠かさず銀座(ぎんざ)へ泊まりに行った...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...すました顔で泊まり込みました...
豊島与志雄 「泥坊」
...」「食事と泊まりです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...方々を泊まり歩いた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ホテル泊まり...
中島敦 「光と風と夢」
...とにかく今夜は海道の何處かへ泊まり...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...素泊まりでも皆、宿泊名簿に記帳しなければなりません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...こんなえにしが唐紙の鴛鴦(おしどり)のつがいの楽しみに泊まり/\の旅籠(はたご)屋でほんの旅寝の仮まくらうれしい仲じゃないかいなと「落人」にあるような味な雰囲気なぞ滲み出そうわけもなくどこまでも艶次郎で...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...今夜の泊まりは――ここで...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...十号室に泊まりこんだ二人づれの男と...
三好十郎 「胎内」
...「ほんとうにお客様がお泊まりにならなかったらどんなに私たちは心細かったでしょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女王(にょおう)の了解をお求めになって院はずっと宮の御殿のほうへお泊まりきりになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...対のほうでは寝殿泊まりのこうした晩の習慣(ならわし)で女王(にょおう)は長く起きていて女房たちに小説を読ませて聞いたりしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...昨夜(ゆうべ)も車をお返しになってお泊まりになったのを見たと口々に言っておりました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さっそくひき会わせてもらおうか」その晩は、ここに泊まり、あくる日、その活閻婆(かつえんば)の王定六に会った...
吉川英治 「新・水滸伝」
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