...この婦人に対する権利を決めるには事件を公然の争いとして...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...世辞世辞しく近寄って来る同船者と何か戯談口(じょうだんぐち)でもきいているとひとりで決めると...
有島武郎 「或る女」
...あの宣言なるものは僕一個の芸術家としての立場を決めるための宣言であって...
有島武郎 「片信」
...小樽の松田へ先づ相談しようと自分だけで決める...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それを決める前に...
海野十三 「三十年後の世界」
...どう決めるであろうか...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...父親はその男を養子に取り決めることになった...
徳田秋声 「黴」
...論証が厳正であるか否かが論証の価値を決めるのであって...
戸坂潤 「科学方法論」
...自分の畑にころがっているのは自分のものと決めることにした...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...そう心を決めるほかはありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...初めから微水滴でなくて氷晶が出現する温度を決める実験をした...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...この十日には親類が顏を寄せて岡崎屋の跡取りを決めることになつてゐるさうで――」「跡取りは勘當されて潮來(いたこ)に居る伜の安之助でなきや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それによって決めるがよいとも思うからである...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...自分はそれらの小説を讀んで上手(うま)いとも下手(まづ)いとも決める事が出來なかつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...銘々の持場持場を決める必要がある...
柳田國男 「名字の話」
...団体の意思を決めるのに...
矢部貞治 「政治学入門」
...けれどもそれでは行こうと決めるには...
山本周五郎 「日本婦道記」
...とうとうそいつを焼いてしまうことに決める...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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