...滑れば底なしにころがらねばならない...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...それは『底なしのほらあな』と言われているのですが...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...底なし沼世田谷区(せたがやく)榎新田(えのきしんでん)には...
江戸川乱歩 「影男」
...底なし沼に沈みつつある女と同じほど恐怖していたのだ...
江戸川乱歩 「影男」
...世田谷の毛利という富豪の愛人を人造の底なし沼におとしいれる案をさずけた事件など...
江戸川乱歩 「影男」
...底なしの泥沼におちいった人間の恐怖...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その湖水の水が人知れず世界の中の孔に落ち去る底なしの割目の上を彼女と二人飛び越えて...
ロード・ダンセイニ Lord Dunsany 松村みね子訳 「人馬のにひ妻」
...底なしの眼です...
豊島与志雄 「碑文」
...人が足を取られてすっかり沈み込んでしまうほどの底なし泥砂(でいさ)に出会った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...底なしに荒さんで行くのかも知れない...
林芙美子 「愛する人達」
...底なしの泥洲の中へズルズルと沈み込んでしまうのである...
久生十蘭 「地底獣国」
...あれが底なし地獄の響だ! 若し出來るのだつたら私はそこから自分を救ひ出す權利があるのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...底なしの深さに映していた...
本庄陸男 「石狩川」
...ああいう底なしの壺にうちこまれると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...野原は或意味で心の持ちかたで底なしよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...多年底なしの賽銭箱から落ちて...
吉川英治 「江戸三国志」
...その底なしの凡情ぶりを杞憂(きゆう)するにちがいなかった...
吉川英治 「私本太平記」
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